2010年3月10日刊行の本書は、同志社大学法学部法学研究科教授井関涼子先生門下の知的財産法ゼミ(第10期生)の皆さん総勢25名による共同論文集です。

第1部 漫画と知的財産法
第2部 知的財産法の産業との関わり
第3部 音楽と知的財産法
第4部 著作物の改変に関する諸問題〜二次的著作物、パロディ、サンプリングの観点から〜
第5部 商標の法的保護


漫画や音楽、サンプリングの問題など先端的な問題が取り上げられていて、学生の方々の問題関心の所在も分かって興味深い内容の論文集となっています。

本書は、4年次の卒論に繋がる3年次の共同論文集の制作という位置付けのようですが、俊英が揃っている印象で羨ましい限りのゼミです。
フィールドワーク(取材)も含め、ゼミの皆さんの丁寧な対応振りには、井関先生の「研究と教育は車の両輪」というお言葉がまさしく体現されていると感じるところです(同志社大学法学部・法学研究科 -Faculty of Law-「<ゼミ・レポート> 井関涼子ゼミ(知的財産法)」)。