音楽出版社協会(MPA)の音楽著作権実務者研修でも長年講師をされておいでの秀間修一氏執筆による音楽著作権契約実務を一覧できる解説書です(2010年1月10日刊行 契約書サンプル規程集も含め315ページ)。

冒頭に3K(「権利」「規程」「契約」)の重要性が述べられていますが、全く同感です。
音楽著作権の契約実務をするためには、権利=著作権、規程=ジャスラック規程、契約=各種契約書の理解がないと困難です。

なお、新しい書式としては音楽配信契約書のMPA/NMRCフォーマットも掲載されています。これはMPAのサイトで登録すれば音楽出版社はダウンロード可能となっています。

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【目次】(下記のサイトより)

序章 音楽ビジネスにおける「3K」(権利・規程・契約)の重要性
第1章 音楽ビジネスのしくみを知ろう
第2章 権利のことを知ろう
第3章 規程を知ろう
第4章 契約のことを知ろう
第5章 権利と規程をビジネスに活かそう
第6章 契約書サンプル集

〜コラム〜
「(C)表示と(P)表示の意味と効果」
「レコード製作者の意義を考える」
「著作権詐欺事件の教訓」
「50年が経過したレコードでも使うときは要注意!!〜実演家の著作隣接権保存期間を正確に計算しよう〜」
「ビートルズの原盤の権利がもうすぐ消滅する?〜ビートルズ作品の保護期間を考える〜」
「楽曲や原盤が作家やアーティストに断りなくCMに使われるケースとは〜局制作CMと著作権との関係〜」


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