2008年9月以降、33号(2006年度版)、34号(2007年度版)と立て続けに
旧年度版が刊行されて、ついに学会開催当年の刊行(35号は2008年12月
30日刊行)が実現してます。

2008年のシンポジウムは、「権利制限」が議題となっています。

論説:
(フェア・ユースの基本的原則を経済的な分析により解明しようと
する「市場の失敗理論」について)
村井麻衣子「フェア・ユースの市場の失敗理論をめぐって

判例研究:
渡邊 修「フェア・ユース-東京地裁平成16年5月28日判決
     [小中学校国語教科書用学習教材]-

(464.jp事件について)亀井弘泰「漫画無断配信幇助事件
藤田晶子「著作権法制における間接侵害と差止請求の法的構成-
    「選撮見録事件」原審・控訴審の比較と「規範的主体論」の一考察

今西頼太「デサフィナード事件


関連ブログ:benli(小倉先生 2008.5.25)記事
昨日の著作権法学会


時を置かずに学会での議論に誌面で触れることができることは、
とても幸せで嬉しいことです。

*余談ですが、学会のウェブサイトがヴィヴィッドになった
印象です。
ウェブ担当の関堂幸輔先生(大阪工業大学知的財産学部)
のご苦労によるところが大きいのかもしれません。

著作権研究35号
著作権研究35号(オンライン書店ビーケーワン:著作権研究 35(2008年))