6月に青林書院から刊行された本書は、伊藤滋夫先生総括編集
「民事要件事実講座」の第五巻「企業活動と要件事実」
(山浦善樹先生編集)にあたります。

要件事実論を契約書作成、紛争予防といった企業活動、企業法務の
観点から捉えるもので切り口として新しいのではないでしょうか。

契約書作成と要件事実については、48頁以下(森脇純夫先生)、
フランチャイズ契約については、145頁以下(若柳善朗先生)、
知財関連としては、松田政行先生の文章が掲載されています
(184頁以下)。著作権侵害事例として、90頁以下参照。

261頁以下の座談会「企業活動において要件事実論を活かすために」
も参考になります。

民事要件事実講座 5 (5)