最高裁判所HP 知的財産裁判例集より

プリペイドカード代金決済システム営業秘密事件(控訴審)

知財高裁平成20.6.24平成20(ネ)10006損害賠償等請求控訴事件PDF

知的財産高等裁判所第3部
裁判長裁判官 飯村敏明
裁判官      中平健
裁判官      上田洋幸

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■事案

プリペイドカードのカードレス発券事業に関し、相手方が
有する秘密情報の取扱いについて不正競争行為性が争
われた事案の控訴審


控訴人 :カードレスシステム企画設計運営会社
被控訴人:携帯電話等販売、代理店業務会社

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■結論

控訴棄却

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■争点

条文 不正競争防止法2条1項4号、7号、14号、民法709条


1 不正競争防止法2条1項7号の成否
2 秘密保持契約違反の有無
3 黙示の合意に基づく守秘義務違反の有無
4 売買基本契約違反の有無
5 不正競争防止法2条1項4号の成否
6 情報詐取としての不法行為性
7 継続的契約関係破棄の不法行為性
8 不正競争防止法2条1項14号の成否
9 信用毀損としての不法行為性


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■判決内容

<争点>

上記各争点について、基本的に原審の判断を維持しています。

もっとも、争点7「継続的契約関係破棄の不法行為性」では、

原告として,事業提携に対する期待が裏切られ,被告のビジネスの進め方が原告の抱いた信頼に背くものと感じるのは無理からぬ面があり,商道徳上,被告の行為に問題があると解する余地のあることは否定し得ない。
(14頁)

と、原告の主張に一定の理解を示していますが、結論としては、
被告の違法行為を認定するまでに至っていません。

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■コメント

原審同様、原告敗訴の結果となりました。

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■過去のブログ記事

2007年12月12日記事
「プリペイドカード代金決済システム営業秘密」事件

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■参考判例

原審PDF
東京地裁平成19.11.27平成17(ワ)23171損害賠償等請求事件PDF

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