10月30日刊行の本書については、すでに企業法務戦士の雑感さんが
とりあげられておいでです。

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特許権の信託関係のはなしなら、本書を買わなかったでしょうけど、
第2章は「待ちに待った」という内容で、買わずにはいられません
でした。(第2章「音楽に関する著作権の取扱いと信託の意味」)。

音楽原盤権のファンドはすでに立ち上がっていますが、
ミュージックセキュリティーズ
そうしたものとはべつの、音楽出版社が抱えている音楽著作権で利
用されていないものがいわば「不良債権」化してゴロゴロしています。
そうした権利を束ねて証券化できないか。そんなはなしは、昨年来
からあって著作権等管理事業法とのかねあいも含めて多少は検討し
たものの、ハードルの高さに唸った印象が残っています
(ポイントは、ITとファイナンスのフレームと法律)。

寺本先生のソフトローとハードローに対するお考えには同感で、
もっと本書を読み込んで行かなくてはと思っています。

知的財産権信託の解法