アマゾン経由で時間が掛かりましたが、ようやく手にすることが
できた待望の中山先生の著作権法概説書。
ブログ記事でも多くのかたが取り上げているところからもその
期待度が伺えます。

著作権法



先日TBS NEWS23で「高校学園祭での演劇と著作権」を取り上げた特集で
著作権エージェントが著作者の著作者人格権を主張して、
学園祭だからといって1円も払わないで使えると思うな」(みたいな)
コメントを聞いて、吐き気がしているところでした。

そこで試しに本書の同一性保持権の部分をめくってみると(384頁以下)、
20条周りの立法の経緯、判例の集積も含めバランスよく書かれているこ
とがわかります。

Mixiの著作権コミュを読んでいても、「自称」作家さんの「こだわり
はわからないではないですが、高校の学園祭で短縮版を上演されること
にまでどうして「こだわり」を示すのか。
少しでも断りなく(挨拶無く)使われることがイヤなら、表現者をやめ
て口を閉ざして静かに生きていろ、といいたい。

デコボコの著作権法。
先生が指摘されているように「著作権法自体の破滅に繋がる」(403頁)
ような解釈論だけはなんとしても回避しなければなりません。



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