PC向け将棋ソフトをめぐって争われていた事案です。
2005年5月19日東京地裁に提訴、06年12月22日に和解が成立。

【当事者】

原告:ソフト制作会社(社長:武者野六段)
被告:米長邦雄日本将棋連盟会長
   :ソフト制作会社

【和解内容】

4100万円の損害賠償請求に対して、
謝罪と解決金800万円、将棋専門誌への報告掲載といった
和解内容のようです。


【経緯】

原告ソフト会社とソフト監修契約を締結していた米長邦雄会長
契約終了後、別のソフト制作会社とソフトの企画契約を締結の上
新しいソフトを制作販売していたとして、
以前の契約の解釈、著作権侵害性などが問題となりました。


【関連サイト】

■原告側ソフト製作会社社長武者野勝巳六段のサイト

HP
マリオ武者野のホームページ

ブログ
マリオの雑記帳 裁判の質問 2006年7月5日(水)

訴状の要旨と答弁書
米長永世棋聖からの答弁書


■被告側米長邦雄さんのサイト

米長邦雄の家

著作権


原告の武者野六段のブログ記事をみると
今年の5月以来、和解の途が模索されていたようです。

米長邦雄さんのサイトの関連項目をみると
米長さん側にも契約関係や著作権のことで
言いたいところがあることがわかります。


■追記(06.12.29)

米長さんのサイトに和解の内容が少しだけ触れられています。
本件ソフトについて、原告に権利の帰属する著作部分に関し、
被告らの一部侵害行為あったことを認め

被告と原告は、これを機に互いの信頼を深めながら手を携え、
今後は棋界発展のために尽力します

まじめな私 著作権