紛争が和解に至る事案というのは、
裁判所が白黒つけて裁判例として現れるものより
ずっと多くの件数があるわけですが、
そういうものはなかなか外に出てきません。


ある著作権侵害事件について
当事者の方が和解に至った経緯に関して
ブログ記事にされています。

小林敏之氏
まだまだ序の口・・・

情報起業と東京地裁での室賀氏との和解


他の裁判例をみていると
感覚的に20万円の賠償額は現実的で
妥当な線という印象です。

弁護士費用に1年にも及ぶ労力、精神的な負担・・・
いずれにしても、被害者側は報われません。

勝ちスジの事案であれば
(つねに敗訴の可能性はありますが)
和解を蹴って相手の侵害行為を白日の下に
さらすというのも、被害者の名誉回復、
また侵害者に対するサンクションとして
有効かもしれません。