東京国立近代美術館(竹橋)で開催中の
写真展に会期末ぎりぎりで
足を運ぶことができました。

「日本におけるドイツ年」イベントの
一環としても位置づけられるのでしょう。
現在ドイツで活躍中の10名ほどの写真家の
展覧会。

同時に2階のギャラリーでは
ワイマール共和国時代の一群の肖像写真で
有名なザンダーの展覧会も開催されていました。

ドイツだから・・・という特色は
展示写真には見られませんでした。
それぞれに個性ある作品を制作しています。

ただ、撮影してから80年以上経過している
ザンダーの写真の力強さを前にすると
現在の作家の作品の感銘力が薄らいですら
しまいます。

「時間」による選別は残酷ですらあると
感じるこの瞬間。

100年後にもなお人々の記憶に残る
作品とはいったいなにか、と。

東京国立近代美術館:ドイツ写真の現在 ― かわりゆく「現実」と向かいあうために/アウグスト・ザンダー展

ドイツ12月18日まで