今月刊行された5人の研究者による著作権に関わる論文集です。

たとえば、

第3章「コンピュータプログラムの著作権に関する理論と判例研究」(田中雅敏)では、プログラムに関する技術的な知識が概括されており、プログラムソフトウエア開発委託契約書などの作成の際の前提知識を得ることが出来るのではないでしょうか。

第5章「Eラーニングにおける第三者著作物利用に関する考察」(井上理穂子)では、今後ますます重要な地位を占めるであろうネットを利用した教育形態について著作権法規定との関係が検討されていて興味深い内容となっています。



現代社会と著作権法―デジタルネットワーク社会の知的財産権