懸案の会社法案が衆議院を通過したようです。
すでに法案を解説する本が何冊も書店に並んでいるので新会社法の内容の大枠は分かりますが、それにしても大きな改正です。

会社設立・登記関係で云えば、最低資本金制度が撤廃されるということと、有限会社法制がなくなるというところが大きなところ。

ところで、来年には無くなる有限会社を今のうちにあえて作っておくメリットとしては、
1 設立費用が株式会社より安く済む。
2 役員の任期がないので任期に関わる変更登記の必要がない。

というところでしょうか。

もっとも、いずれもたいした費用・手間ではないですから改正後に株式会社を設立したほうが世間的なステイタス・信用も考えれば今あわてて有限会社を作ることもないかもしれません。


会社法案衆議院通過について
記事

改正後の確認会社の取扱いそのほかについて
ドリームゲート「商法改正で、会社設立はどう変わる?」記事

新会社法法案要綱についての法務省PDF
会社法案要綱PDF