今月出版された本です。弁護士で著作権に関する講演を活発に行われている神谷信行さんの講演をまとめたもの。
本書は「書と著作権」「デジタル時代の音楽著作権」「学校現場における著作権」の3本の講演(2004年実施)が大きな柱となっています。

著者はに造詣が深く、手本の引き写し自運書風と著作権との関係、また書展へ作品を出品する際の著作権法上の注意点などに言及されていてたいへん興味深いものとなっています。

巻末には著作権保護期間が切れてPD(パブリック ドメイン)となった作家の情報やその入手源などが掲載されていて、クリエイター(表現者)にとってはより幅のある表現活動のための一助となるのではないかと思われます。


知って活かそう!著作権―書・音楽・学校の現場から