今朝の朝日新聞に著作権使用料が暴力団へ一部還流していたのではないかという記事が掲載されていました(アサヒコム記事)。
阪神タイガース応援歌のうち著作者不明なものについてジャスラック(日本音楽著作権協会)に勝手に「著作権者」として登録、関連会社を通じて著作権使用料を得ていたというものです。暴力団はあの手この手で資金源を考えるものですが、著作権使用料まで考えるとは。
音楽に関して作詞・作曲して他人に利用させて著作権使用料を徴収するとしても、作曲家ら個人が自分自身で行うのはまず不可能です。そこで使用料を代わって徴収してくれる管理団体と契約(信託契約)をして使用料の徴収をしてもらうことになります。
もっとも、音楽家がCDを作成・販売したからといってすぐにジャスラックと契約を結ぶことができるわけではありません。公表実績が要求されます(ジャスラック公表実績)。たとえばインディーズからの企画・製作による発売なら累積製造枚数が1,000枚を超えていること等が条件となります。