新春に知り合いのデザイナーが中国旅行へ行きました。向こうは北京オリンピックを控え知的財産権保護へ向けた取り組みが本格化しているそうです。
最近の記事でも中国では著作権侵害の海賊版製作者に対して厳罰に処するとの法解釈が発効したとあります。日本においてもコピー商品を鑑定、その場で現行犯逮捕するブランド鑑定捜査員(予備鑑定員)制度を警視庁が12月から発足させました。16年度対中貿易が米国を抜いて第一位となり日中は経済関係をいっそう深めている昨今、お互い知的財産権に対する理解をさらに深める必要があるという印象です。
中国の知的財産権に関する書籍について、鄭 成思 著「中国知的所有権法の理論と実際」(成文堂)をお勧め致します。社会主義体制での知財保護の法制など興味深い内容でした。

中国知的所有権法の理論と実際

追記:04年の中国知財裁判について、「中国情報局」記事