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2008年02月14日

「営業ノウハウ書籍」事件(控訴審)〜著作権 著作権侵害差止等請求控訴事件判決(知的財産裁判例集)〜

裁判所HP 知的財産裁判例集より

「営業ノウハウ書籍」事件(控訴審)

知財高裁平成20.2.12平成19(ネ)10079著作権侵害差止等請求控訴事件PDF

知的財産高等裁判所第1部
裁判長裁判官 塚原朋一
裁判官     宍戸充
裁判官     柴田義明


★原審
東京地裁平成19年08月30日平成18(ワ)5752著作権侵害差止等請求事件PDF


■事案

ビジネス・営業ノウハウ本の複製権・翻案権侵害性が争われた事案の
控訴審

原告(控訴人) :セミナー開催会社代表取締役A、出版会社
被告(被控訴人):セミナー開催会社元従業員


■結論

控訴棄却


■争点

条文 著作権法第2条1項1号、21条、27条、112条1項

1 書籍の著作物性、複製権・翻案権侵害性
2 差止の範囲論


■判決内容

<争点>

1 書籍の著作物性、複製権・翻案権侵害性

原告著作物と被告著作物の共通部分である「たった1枚の名刺でキーマン
を虜にする」、「まいった」、「感動礼状」、「本人ポエム」、「お客様の
心の琴線を揺るがす」などの語句の著作物性について、平凡だったり
ありふれたものであるとして創作性はないと判断しています。

また、分析手法などの部分は、着想(アイデア)であって著作権法で保護
される表現ではないとされています。
(13頁以下)

結論として、著作権等の侵害の有無について原判決の認定に誤りはないと
控訴審裁判所は判断しています。


2 差止の範囲論

原審同様、著作権侵害部分の限度で廃棄が認められ、書籍全体に対する廃棄は
認められませんでした。
(23頁以下)


■コメント

一審原告が、著作権侵害が認められなかった部分(敗訴部分)について
控訴しましたが、二審でも容れられませんでした。


■過去のブログ記事

2007年09月03日記事
「営業ノウハウ書籍」事件〜著作権 著作権侵害差止等請求事件判決(知的財産裁判例集)〜


written by ootsukahoumu at 10:01│TrackBack(0)知財判決速報2008 

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