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2005年09月26日

「デジタルコンテンツ白書2005」発刊特別セミナーに参加して(その1:音楽配信編)

先日六本木で「デジタルコンテンツ白書2005」発刊特別セミナーが開催され参加しました。

(財)デジタルコンテンツ協会国際大学グローバルコミュニケーションセンターIECP研究会の共催によるもの。
「デジタルコンテンツ白書2005」に見るコンテンツビジネスの新潮流』と題して、ゲームコンテンツについて平林久和さん、音楽配信について津田大介さんが講師を務められました。

ここではまず津田さんのお話から。


iTunes Music Storeの登場による音楽配信サービスの今後

Iチューンズミュージックストア(ITMS)がなぜブレイクしたのか(日米の比較など)、パッケージビジネス(CD販売)・CDレンタルビジネス・携帯サイトとの関係、今後の展開(iPodでの動画配信、タワーレコード+ナップスターの聴き放題サービスの動向など)、さらにはポットキャスティングの話題など多岐にわたる内容でした。


実は今回聞きたかったことのひとつにITMSをインディーズが利用する場合どうすればいいのか、アーティスト個人での申請の現状がありました。
もっとも、時間がおしてしまってこの点については私が短く質問するにとどまりました。

津田さんのお話では、登録申請の方法は二つ
まず、仲介業者に依頼する方法
原盤権者・アーティストとアップルを仲介する業者(アグリゲーター:デジタルディストリビューター)がアメリカには10社、日本にも3社あってここに依頼すれば手数料はかかるがアップルへの橋渡しをする。アグリゲーターはサービスの一環として他の音楽配信事業社にも同様の登録仲介業務を横断的に行う。

アグリゲーターのひとつ、CD Babyの日本語サイトについてはググるとキャッシュは残っていますが、25日現在サイトを開いても何も表示されません(CD Baby Japan http://cdbaby.com/jp/)。

もう1社、Orchardについて、
オーチャード ジャパン
(ただし、サイトを見る限り日本のITMSに対応しているのか不明です。現在問い合わせ中。)

なお、英語サイトについて

cd baby
orchard
ioda Independent Online Distribution Alliance!


次に、アーティスト個人が申請する方法
業者を介さない個人での申請もアップルは受け付けているそうですが、ITMS立ち上げ当初の混乱からメール等への対応ができていないなどの状況があるが、この点は体制が整えば落ち着くであろうとのこと。

150円(/1曲)の販売代金のうち70円ほどがアーティスト・原盤権者の取り分となるそうです。仲介業者に依頼すると別途手数料が必要となるようですが、ワールドワイドに楽曲を発表するのであれば仲介業者の利用も検討課題のひとつかもしれません。

津田さんのお話を聴いていてITMSがインディーズの方々にとっては楽曲発表の一つの場になるということがよくわかりました。
もちろん、アーティストの中にはライブやCD販売を重視されるかたもいらっしゃるでしょう。また、新譜がこの値段では割に合わないと思われる事務所の方もいらっしゃいます。
でも、音楽配信をきっかけとしてリスナーが彼の楽曲に接する機会が生まれるかもしれません。

アーティストやレーベルの皆さんには楽曲発表の場のひとつとしてこうしたサービスもあるということを薦めたいので、アップルの申請受付状況などの動向を今後も見守りたいと思っています。


ところで・・・

津田さんの著書『だれが「音楽」を殺すのか?』の書籍カバーには津田さんの写真が掲載されていますが、今回登壇された津田さんはかなり印象が違いました。語り口はとても理知的で(カバー写真の金髪姿が理知的ではない、というイミではございません・・・)年齢ももっと上(40過ぎているように見えましたが、73年生まれならまだ32歳)のように感じました。


[参考]
アメリカでの有料会員聴き放題サービス

ラプソディ
Rhapsody Premium Music Subscription Service Real.com
現在2週間お試しをやってます(クレジットカード情報登録が必要です)。


100万曲を聴き放題に--タワーレコードがナップスターと組んだ理由 - CNET Japan



written by ootsukahoumu at 00:10│Comments(0)TrackBack(0)音楽配信事業 

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