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イサムノグチの作品というと、私がまず思い浮べるのは和紙でできた電灯笠「あかり」、それに横浜美術館に常設展示されている作品でしょうか。

その和紙の電灯笠は、1951年長良川の鵜飼を観に行った折に触れた岐阜提灯に触発されて、「自ら光を放つ彫刻」というコンセプトのもとで作られたもの。
会場には円球の「2mのあかり」が展示されていました。

アルプやブランクーシふうのフォルムの作品もさることながら、「環境彫刻」として異彩を放ったイサムノグチの作品をまとめてみることができるいい展覧会でした。

中庭に展示されていたのは北海道札幌市に完成したモエレ沼公園に設置されている遊戯具でイサムノグチデザインによるものです。
この公園はイサム84歳のときにプランニングされましたが、プラン完成の後死去、それから17年の歳月を経てようやく公園は完成に至りました。


11月27日まで開催中

東京都現代美術館