NHKBSでこの報道を見たときはちょっと驚きました。英国王室関係者がなんでナチス鉤十字の腕章なんかをパーティーの席とはいえ着けたのか・・・二十歳というから「若気の至り」というところでしょうか。
数日前には少林寺拳法がシンボルマークの卍を変更すると発表しました。世界的な普及を目指す同団体にとってナチスの鉤十字を連想させるこのマークがその妨げになるというのが理由のようです。
そもそも卍はナチスに起源があるわけではなくてヒンズーや仏教の装飾にも散見されるように古い歴史をもつものです。チベットとナチスの関係については緒説ありますが、いずれにしろホロコーストに対する憎悪が戦後50年以上経っても容易に消えるものではないことを今回の出来事で再認識させられました。
いい機会なのでこんな本も読んでみたいと思っています。

世俗宗教としてのナチズム